笑うべきだと思った時は泣くべきじゃない。
文句無しの大団円
今までこれほど涙を流した漫画はなかったろう
惑星のさみだれの太郎や太陽の話や
漫画ひぐらし宵越し編のみおんの生き様や
ワンピースのチョッパーとヒルルクの昔話や出向の桜
今まで”漫画”という枠で幾度となく感動して涙を流してきたけれど
この”からくりサーカス”において、俺はクラナドのアフターストーリー以上の涙を流した
この漫画の上手い部分はやっぱり”因縁”に尽きると思う
現代のキャラクターが200年前の因縁に絡み取られつつも
その因縁があったからこその出会いや”奇跡”
そして因縁が断ち切れた先にあった”もの”
作者は本当に天才だと思った
何度も何度も言ったけど、この手の”ありえない奇跡”に滅法弱い俺
このからくりサーカスではこの先出会うことも無い最大級の奇跡に出会えたと思う
だって・・笑ったんだぜ・・
うしおととら、からくりサーカス、月光条例
連載してきた作品はどれも個人的にストライクゾーンな藤田の作品
この人の作品を読んでて気づいたことがあるんだけど
この人の物語には波がある
さすがに週刊連載だけあって、くる話くる話がどれも神かって言われるともちろんそうではない
だけど5〜6完周期で決まって神展開が訪れるってことに気づいた
現在連載中の月光条例では6巻で赤ずきんにぼろぼろに泣かされたわけで
次ぼろぼろにしてくれるのはどのキャラクターかと待ち遠しいね!
どの作品も本当に熱く感動できる物語なので、みなさんも是非。
以下ネタバレ感想
一番涙を流したのは25巻
決して笑うことのない自動人形
そして笑えないこそあらゆる悲劇を招いた災厄
たとえ本人が望まなかったことだとしても、最早取り返しのつかない惨劇
フランシーヌの代わりとして作られたフランシーヌ人形
しかし笑うことができずに棄てられ、それでも尚笑う方法を探し続けたフランシーヌ人形
捻じ曲がった間違った方法でその道を血に染め上げたフランシーヌ人形
その人形が迎えた最後が、決して代えのきかない”笑顔”だった
最後に涙を流したのはやはり最終巻
というか終盤にかけてひたすら神展開でやばかったね
ギイの死、ヴィルマの死、仲町サーカス団の奮闘、鳴海と勝の背中合わせ
そして、エレオノール・・しろがねの笑顔
とくにこのしろがねの笑顔のシーンにアルレッキーノのパンタローネが出てきたのが神
最古の四人の中でもパンタローネが好きだったから、このシーンが本当にぼろぼろだったなぁ
この作者は本当に神展開を作るのが上手すぎる
まず25巻までがプロローグで、それまでが全て伏線だったという点
デウスエクスマキナ編突入時のゾナハ病
日常の象徴だった仲町サーカス団の死闘 などなど
それら全てが作品におけるあらゆる伏線の賜物なんだなぁって思うね
そしてキャラクター これも素晴らしい 何せ脇役がいない
おそらく藤田作品で活躍したキャラは誰かが”一番好き”って思われてると思う
鳴海よりジョージが好き 勝よりパンタローネが好き しろがねよりルシールが好き とかね
それだけこの作品のキャラクターは要所要所で主人公しちゃってるんだよなぁ
ちなみに俺はパンタローネが大好き
さて、最後に少し不満点を これは誰もが感じたことかもしれない。
・終盤の展開の速さ
多分、もう3巻ぐらいあってもよかったと思うんだよね
不満だったのがハーレクインVSしろがね
この物語でいつだって勝を助けてきたしろがねの忠実なマリオネット・あるるかん
彼の活躍が無かったこと。藤田だったら彼に最高の展開を与えると思ったんだけどなぁ
それから鳴海と勝としろがねの3人
うーん・・なんていうか、あえて文句をつける必要は無いのかもしれないんだけど・・
鳴海としろがねの確執が長かったことに比べて、和解があっさりしすぎというか。
それから鳴海と勝の面と向かった再会がなかったこと
これも・・うーん・・どうだろうなぁ 俺としては再会があってもよかったような気が・・・
とまぁ細かい部分でおや?と感じた部分はあったけどそんなもんかなぁ
最後の「えんとつそうじ」って名乗ったのがほんと最高の伏線だったよね
以下感想終わり!
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